また行ってきました、ヒラスズキ。
(先週のウィークデイの話です。)
前回の4連続バラシが悔しくなかった…といえば嘘になりますが
それよりも
原因があるから結果があるわけで、バラす原因があるからバレているはず。
その原因をいろいろ考えて、それに対する策を練っていると…もう…それを試したくて釣りに行かずにはいられない状態になってしまいました。
到着後いくつかポイントを下見した結果、波の高さと潮位から朝一からハエにあがることとしました。
50mくらいの斜面(ほぼ崖)を降りて行き、降りた先は荒波荒れ狂う磯なので結構危険です。
(現在、後厄中なのでできれば危険は冒したくないのですが、釣り欲がそれを上回ったので…)
細心の注意で釣り場に立つと…
サラシ・パラダイス!
しかもウネリだけあって風がほとんどないという最高の条件。
はやる気持ちを抑えタックルセッティング。
いろいろバラシ対策を用意してきたんですが、一気にいろいろやると何が効果があったのか分からなくなるので、少しずつ。
一番の原因と思われるのはドラグの閉めすぎ。
一気に引きずり上げるようなファイトスタイルは好みではなく、
それをやらないのであれば多少ラインをくれてやった方がキャッチ率は上がるはず。
相手はヒラスズキなんだから、それでも獲れると…。
使用ルアーは前回初使用にして一軍入り決定の
ダイワ(Daiwa) モアザン エックスロール 148F。
サラシの状態・位置と波と流れ、そして根の状態から魚の付き場と捕食ポイントを予測し、それに合わせてルアーを引くコースを考える。そしてそのコース取りを可能とするためのピンポイントにルアーをキャスト。
ヒラスズキはファイトも凄くて興奮するし、黒と銀の魚体もカッコいいし魅力はたくさんありますが、
実をいうと私はこのいかに攻めるかを考える過程が一番楽しいと感じています。
風や地形から流れを読み、
流れとストラクチャーの関係から魚の付き場、そして捕食ポイントを読む、
そしてそこへの最高のアプローチ方法を考え仕掛けを送り込む。
そう考えると、ヤマメのフライフィッシングも、離岸流を攻めるサーフのヒラメも、河口域のシーバスも、そうたいして変わらないことだと気付きます。
話をヒラスズキに戻しまして…
ファーストヒットは沖から引いてきた
エックスロールがサラシに入ったところでガツンときました。
急な締め込みにもツインパワーのドラグが対応してくれるのでバレない、バレない。
そして引き波に乗せて魚を岩の上へ。
まあまあの型なのでリフトアップできず、自らその岩まで降りて行く。ただし急がないと次の波がくれば海に飲まれるのですばやく降りて行く。
そのときラインが緩んでいたようで、ヒラスズキの最後のあがきでルアーがポロっととれ、魚だけ海へお帰りに…
「さすがバーブレスフック。リリースが迅速!」
と感心している場合じゃないので、波に飲まれる前に退避。
「今の一匹はキャッチ数に入れてもいいのかなぁ〜」(どう考えても1バラシである。)
次のヒットは磯際。
寄せは慎重に。フッキング状態も良い感じ。
あとはランディング。
あらかじめ設定しておいたランディング可能地点まで魚を誘導し、あとはそこから魚を引き上げるだけ。
が…その時信じられない光景が私の目に…。
なんとランディング設定地点にいつの間にか大きな流木が流れ着いてるではありませんか。
あらたなランディング地点を探してウロウロしている間に体力を回復させたヒラスズキが瀬際に突進。擦れ所が悪かったのかあっさりラインブレイク。
「やっぱ日頃の行いが…、いや後厄やから…」と負のスパイラルに落ちそうになるのをグッと堪えて釣りを続ける。
そのかいあって、その後は順調。
今回はほぼ全部同じような型ばかりで、一番大きいのがこれ。(扉の写真と同一の魚です)
70ジャストくらいです。(相変わらずメジャー持ってってないんですが、あまりいい加減に書くと怒られるので今回はロッドにマーキングして帰りました)。
ヒットルアーは
アムズデザイン(ima) sasuke 140 裂波。
その他のヒットルアーはタックルハウス(TACKLE HOUSE) K2F142 T:2。この日は(私の持っているルアーの中では)存在感のあるルアーの方が好反応である印象でした。
いつ以来でしょうか…魚とのファイトで筋肉痛になるの
さて、ここで終わっていればスッキリ!だったんですが。
今回、お試しということで
シマノ(SHIMANO) エクスセンス サイレントアサシン140S AR-Cを持ち込んでいたことをすっかり忘れていた私。
最後に使ってみようと思い数回キャスト。
泳ぎが結構おとなし目。もう少し存在感のある泳ぎの方が好みなんですが、別にこれはこれで良いんです。
これがこのルアーの個性として私のルアーの中でキャラ被りのない唯一無二の存在であれば。
それにジャークしたときに良い感じであれば存在感は増せるわけだし…
と思ってジャーキング。
なかなか面白いダートするな〜と続けていると
ドスン!
っとヒット。
お〜一匹もうけ!と思った瞬間、
ミィーンとすごい勢いでラインが出て行く。
絶対ヒラスズキじゃないやん
多分、青物。そんな時に限ってドラグ緩め。
まぁまぁパニックに陥っているので(笑)ドラグ閉めようにも
「あれ、どっちに回すと閉まるんだっけ?」状態(笑)
結構粘ったものの、最後はフックアウト。
あまりに後味が悪いので続釣。
ルアーを取っ替え引っ替えして、そろそろ諦めようかとした時、またヒット。
ルアーはエックスロール128S
今度はきつ目に閉めたドラグ。それでも出て行くライン。それを手で止めつつロッドパワーで浮かせにかかる…と、ラインテンションが
フックが伸びました
#6のST46だから当たり前ですよね。
もう自分でなにやってるのか、わからなくなってきたのでこれにて終了。
ん~なかなかスッキリ勝たしてもらえないもんですなぁ。
また行かねば(笑)
今回のタックル
ロッド:シマノ(SHIMANO) GAME AR-C 1006
リール:
シマノ(SHIMANO) 08 ツインパワー 4000S
メインライン:
デュエル(DUEL) X-ワイヤー 1.5号
リーダー:
シーガー12号