ソリッドティップ

HARU

2011年05月10日 00:00

更新がバッカンのみと言うのも寂しいのでもう一つ。

この時期、博多の正統疑似餌釣り師なら、まずは春イカ狙いのエギング。今年は1キロアップが好調で2キロ3キロupも上がってます。
シーバスは湾最奥部まで4~50cmクラスが入っていて、河川がらみでは80upの情報も入ってます。
サーフもベイトの寄りに左右されるものの、かなり熱いようです。
渓流も里川だけでなく山岳渓流もOK。大きめのドライフライで軽快に釣っていけます。

ターゲットが多すぎて困る季節がやってきました。

で、私は何を釣っているかというと、
未だにメバルから抜け出れなくなってます(笑)。

地磯でのプラッキング → 防波堤常夜灯下でのプラッキングと進んできた私のメバル釣り。

現在、ソリッドティップのロッドでソフトルアーを使った釣りにハマってます。

ソリッドティップに関する印象がどんどん変わってきてます。

「ソリッドティップのロッドは魚に違和感を与えずルアーを食い込ませ、(感度は悪いが)フッキングに持ち込むことができる。ショートバイトでもフッキングに持ち込め、それはまさにオートマチック!」

私はそんな宣伝をみて、鵜呑みにし、ソリッドティップを避けていました。

それは魚が「掛かるかどうか」よりも、今使っているルアーに「反応するかどうか」、もっといえばそこに魚が「いるかどうか」の方が情報としては遙かに重要だと思っているからです。

10匹の魚が1回ずつ、つまり10回バイトしてきたうち、5回バイトが感じられ5匹フッキングできるロッド。



10回すべてのバイトを感知でき、1匹しかフッキングできないロッド。

釣果としては5倍の差がでます。

でも情報量としては後者のロッドの方が多く得られ、ルアーのサイズやカラー、リーリングスピードやレンジを変えることによってフッキング率を高めることができ、結果として「次回に繋がる釣り」ができます。

前者のロッドでは感知できなかった5匹の魚は「いなかった」と判断してしまうかもしれません。これは誤った情報です。

それでチューブラーティップのロッドにPEラインというスタイルをとってきました。

この考えは今でも変わっておらず、ミノーやリップレスベイト(シンペン)を使ったラインテンションを保つ(my styleの)地磯プラッキングにおいては、タックルを変更する必要は全く感じておりません。

しかしながら「感度」を追求していくと、ティップがルアーやラインの抵抗・重量に完全に勝ってしまっているよりも、ある程度ティップが入り込んでくれていた方が有利であるとわかります。

いわゆる「ティップはしなやかで・・・」というやつです。

「ソリッドだ」とか「チューブラーだ」とかではなく・・・ですね。

プラッキングではなく、例えば1gを切るようなウェイトのジグヘッドリグでバイトを感知する。その場合どういったロッドを選択するか?・・・と考え、ソリッドティップのロッド購入へ踏み切ったわけです。
(正確に言うとソリッドだから買ったわけではありません)。

なにを購入したかはまだ伏せときますが、先にあげた宣伝(オートマチック・・・)のようなロッドはコンセプト違いなので買っていません。


さてそのソリッドティップの感想ですが

使ってしばらくして、まず描いたイメージはこうです。

チューブラーとソリッドの違いは「ハイビジョン映像」と「サーモグラフィー」のようなものだと。

細部までどうなっているか見れるのがハイビジョン。犬なんかの映像みても毛並みの質感や髭の1本までも見て取れます。

一方、サーモグラフィーはモザイクのような映像で「そこになんか熱源がある」くらいにしかわかりません。犬なのか猫なのかはわかりません。

しかしながら

鬱蒼と茂る藪の中、あるいはだだっ広い草原で1匹の犬を探すのにはどちらが有利か?

つまり釣りにおいて「コツンときた」「ググッときた」などバイトの違いは感じ取れなくても、「バイト」の有無さえ感じれれば問題ない。むしろより軽いラインテンションに追順できるほうが「感度」としては高い。

そう思ったんです。

そしてソリッドティップは軽いリグのテンションを感じることができ、「コツン」とかはっきり言葉に表せないもののバイトの有無は関知できる「使える」ものだと。

そして「こんなに僅かな違和感でも合わせていいのかな?」なんて小さな信号でも・・・



ちゃんと魚なんですよ。

メバルは防波堤のテトラに付いてるようでテトラ前で0.9gジグヘッド単体リグで漂わせると食ってきます。

「コっ」と感じるや否や「バシッ」とフッキング。
「今のはすげ~小さいバイトをとったぜ!」

・・・と思ったら魚が小さかったり



そんなんもありながら(笑)、ロッドを使い込んでいくと変化が現れてくるんです。

確かにバイトを「感知」してフッキングしてるんです。でも「今のはどんなバイトやった?」って自問自答しても思い出せないんです。

「こういうバイトやからフッキングはこう」とかではなく、違和感を感じたら反射でドン・・・みたいな。


それが初期の頃。サーモグラーフィーのあのモザイクみたいな映像です。


それが使い込んでいけばいくほど、徐々にサーモグラフィーの不鮮明な映像が段々きめ細やかになってくるんです。



やっぱりどんなロッドも手になじむまで使い倒さなければいけませんね。

慣れてくると「フッキングできるようにくわえ直させてから掛ける」こともできます(メバルなら・・・ですよ)。

チューブラーでとれないバイトが取れているかはわかりません。未検証です。
いえるのはソリッドだから感度が悪いわけではありません。
ラインやジグヘッドがテトラに触れているのも感知できます。
もちろんバイトとの区別もできます。

大事なのはティップの種類ではなくロッドとしてのトータルバランス。



はっきり言って



相当な戦力となる物を手に入れてしまいました。


ロッド:ナイショ
リール:ダイワ(Daiwa) ルビアス 2004
メインライン:ブリーデン(BREADEN) フロロカーボンライン 1000M 3.11lb


ダイワ(Daiwa) 月下美人 ビームスティック

今回はこれの玉露クリアがよく当たりました。よく釣れるしフグなどにも強い。フックに刺すのは少し難しいタイプです。






Jazz(ジャズ) 尺HEAD(シャクヘッド) R type 5ヶ入り

もうちょいフックが華奢でもいいかな・・・っとも。25up狙いならこれくらいが安心できますけど。個人的には20個入りの漁師パックがお得でオススメです。

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