ガルプ ミノー 1ch 

HARU

2011年05月24日 22:39

そもそものルアー・フライフィッシングを始めたきっかけが、

「餌じゃないもので釣れるなんて!」

という驚きからで、その感動は今も貪欲に求め続けています。

なので、匂い・味付きとか、本物と見間違うばかりの外見などというルアーにはどうにも興味をそそられません。

正しく疑似餌とは釣り人が操作しないと全く機能しないものであってほしいと思ってます。

匂い・味付きルアーの代表格の「ガルプ」。

私は使いません。

「何を使っても無反応だったのにガルプ使ったら一発!」とか言われても、同じ使い方しかせず、ガルプのみ釣れるのであれば、それは・・・

「ガルプに釣ってもらってる」

としか思えず、やはり触手は伸びません。

そもそもそれ以前にハードルアーや他社ソフトルアー等(←これとてフォーミュラ付きですが)で不自由を感じたことがありません。

そんなことを言っているのでたまに

「ガルプ嫌い」

と評される私ですが、よく上記の話を読んでいただけるとお分かりいただけると思うのですが、

「ガルプ = 嫌い」ではなく、私のやりたい釣りにおいては「ガルプ = 不適」なだけですからね。

というわけで「不適」なガルプを使うつもりなんて全くなかったんですが・・・

ズルいよね、LEON氏(笑)。

「ガルプ!アライブ!ミノー 1ch」

他者のインプレが皆、「匂いが」のみ語られるのに対し、

「アクション云々・・・形状が云々・・・」って言われると「試したい」という衝動を抑えきれません。





と、いうわけであっさり実践導入です(笑)。

釣れます。



ガシガシ釣れます。





夜が明けても釣れます



でもこれ・・・匂いだけでよく釣れてるわけではないですよ。

サイドフラットであり、フロントワイドのテールナロー。

ジグヘッドと組み合わせるとフロントヘビーな重心。先に書いたような形状をしているため横からの水流をよく受けます。

波に合わせて、ラインが結ばれたアイを支点に潮上へクルクルと鋭敏に向きを変えます。

この「波に翻弄され感」って効くんですよ、とっても。

遊泳力のないベイトフィッシュが波の水流を受け、それに対抗するため潮上に頭を向けて必死になっている。

捕食者を警戒する余裕もないし、襲われても避けることもできない。

「美味しい状態」を演出していると個人的には思ってます。

この方向転換を起こすためには、やはりテールのV字は垂直方向ではなく水平方向が良いんです。

LEON氏も推奨している微妙シェイクも、よりよく反応させるためにはテールはあの方向でなくてはなりません。

さて1chミノーの使い方ですが、私は先の動きを生かしたいのでジグヘッドリグで用いてます。

1chミノーと同じく縦扁平の がまかつ(Gamakatsu) キャロヘッドがおすすめ。基本は1g。

キャストしてカーブフォールさせながら時折微妙シェイク。

沈めすぎたと思えばアピールも兼ねてシャクり上げ。

ただ巻きでも釣れますが、それだと別に1chミノーじゃなくても良くなるので・・・。

ピンテールものと違った個性があるのでローテーション入り決定!。

さて・・・

もちろんダメ出しもあります。

日本の釣り人感覚でいくと「工業製品としては失格」と思ってしまうほど造りが荒いです。

バリ残りすぎです。

そしてもう一つ致命的な欠陥。

カラーによって堅さが違う!

これ、ダメ!

絶対ダメ。

とりあえず我慢できる程度やけど。

疑似餌釣り師としては「カラーローテーション」ってしたいわけですよ。

カラーのみの違いによって魚の反応がどれだけ違うかをみたいんですよ。

だからカラーチェンジして堅さが違ったらアクションも変わってしまうじゃないですか。

それだとアクションが効いているのか、カラーが効いているのか分からないんですよ。

おそらくこの私が考える程度のことはメーカーさんも考えてあるはずなので、技術的に無理なのでしょう。

でも、改良されることを期待せずにはいられません。

・・・ということは、いつの間にかこれからもガルプを買うつもりになってしまっている・・・ってことか(笑)。(うまく釣られてしまってる)。

個人的にはあの「匂い・味」がどれくらい効いてるかみたいので、「匂い・味」なしバージョンを販売してくれませんかね。

もちろん素材の堅さ・比重は同じでですね。

あなたにおススメの記事
関連記事