青物ゲームを考える

HARU

2008年10月13日 01:37

昨日は夕方から青物狙いで出撃しましたがなかなかの強風と波でトップは早々に諦め、シーバスも含めたミノーゲームに没頭しましたが見事撃沈でした。


 ↑   ↑   ↑
まな板の上のサゴシ・・・こいつは釣れるんですけどね。(醤油漬けにしてみました。味は・・・)


話は変わりますが、先日の記事「青物トップゲーム」のアクセス数が伸びておりまして、本人としてはうれしい限りです。ショア青物ゲームの注目の高さを改めて認識しました。

一方、ショアからの青物ゲーム = 「ショアジギ」と勘違いしてある方が増えてるようで、ミノーで釣ってもショアジギみたいな・・・

また、青物はジグでしか釣れないと信じてある方もいるようで、ジグが好きではないのにジグしか投げない方もいらっしゃいます。まるでジグ以外を使うことが宗教的タブーを犯すことかのように・・・。

もっと楽しんで良いのではと思います。

さて、なぜこうもジグを使う人が多いのか?

そんな私が考えるジグの優位点とは?そして不利な点とは?

ジグの特徴はなんと行っても高比重であることです。

そこから考えられるのは、圧倒的な飛距離

ターゲットが遠い場合、ルアーが届かなければ話になりません。ナブラがなかなか岸に寄ってこないとき、射程距離が長いというのは有利です。

次に対応レンジの広さ
水面をスキッピングさせることもできればボトムを叩く事もできる。時合いが短い青物ではルアーを付け替える時間すらもったいない場合があり、ひとつですべてのレンジに対応できるジグというのはありがたいものです。

あとは適正なリーリングスピードの範囲が広いとか、高比重によるレスポンスの速さとか。

まとめると、時合いが短い相手に対し、どこに現れてもルアーチェンジすることなく対応できる。これがジグのいいところです。


とはいえ・・・。

私がなぜゆえにトップで青物を狙ったのか?
(これは釣りを「ゲーム」としてとらえる私の意見ですが・・・)

条件を満たせば青物は必ず岸から30m以内でベイトを捕食します。その条件を推理することもゲームのうちなのでここでは書きませんが、青物が接岸する前に高比重のルアーをひっきりなしに打ち込むことが魚を岸に寄せるか、沖に遠ざけるかは判断つくと思います。
Keyはプレッシャーと水深。

30m以内によってきた相手を狙うのですからペンシルベイト、ポッパーでも勝負になります。

次にレンジ。水面近くにいる魚は間違いなくトップが有効である場合がほとんどです。そして中層。トップウォータルアーとは他のルアーと違い「集魚力」があります。中層、それもわりと深いところからでもターゲットを引き寄せる力があります。水面に相手がいなくても実はトップで釣れるのです。それに「集魚力」はなにも垂直方向のみの話ではありません。つまり自分のキャストが届いていない沖の魚を引っ張ってこれるときもあります。

そしてその集魚力の及ばない更なる下層域。ここの魚はトップでは釣れません。
しかしここが重要で、「あるレンジを切り捨てる」ところにゲーム性があるのです。

飛距離にしてもそうです。届かなくともよいのです。

「ターゲットがこの時間、この場所にこういう目的で現れると予想したから、それをこういう方法でこう狙う。それがハズレたら俺の負け」。勝ちもあるが負けもある。負けのリスクを恐れずに、勝った時の喜びをいかに大きくするか。

ターゲットの行動を予測し、現れる場所・時間を絞り込み、ルアーを決め、どうアクションさせるかを考える。

この考えるという行為を経て、はじめて本当の釣りという「ゲーム」の楽しさがあるように思います。

肩肘はらずにまずは「楽しむ」こと。

ショアジギングは数ある戦略のなかのひとつ。手段はいろいろありますよ。




ダイワ(Daiwa) TDソルトペンシル 11F

前回の釣果はこれで。よく飛びます。しかも着水音が小さめで魚を散らしません。着水すぐからヒットの可能性あり。







マリア(Maria) ポップクイーン

ペンシルでアピール不足を感じたときのためにこいつを購入しました。これはいけますね。次回が楽しみ。


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