更新が少し滞ってしまいましたね。
福岡近郊のイワシ接岸。
だいぶイワシも減って・・・きた・・・の?
最近、寝坊してばかりでマズメどころか完全なるデイでのゲームばかりなので・・・・。
そんな朝寝坊な私にも愛想いいのがヒラメ(ソゲ)。
割とたやすく釣れるこやつらですが、それなりのタクティスがあります。
無意味なウェーディングはしないほうが良いというのは以前に言ったとおり。
50upのマゴチ。
こいつが釣れたのはリーダーとメインラインの接続部分がトップガイドに入るまで1mくらいのところ。
波打ち際から10mくらいのところにサンドバーがあり、先行者の方は皆、そのサンドバー上でウェーディングして釣っていた場所。なのでこのマゴチがいたのは釣り人の後ろ側(岸側)。
水が完全になくならないところには「いる!」と考えていいかも。
話をヒラメに戻しますが、使うルアーは上~中層を引けるもの。
(マゴチの場合はボトムノッキングでもいいと思いますが)
ヒラメは海底にいるというのは皆さんご承知の通り。
そこでボトムをソフトルアーで・・・という考えも出てくるんですが、これはベストの方法でない場合も多い。
ヒラメ(しかもソゲなので余計)はアタックしてきてもフッキングしないことが多いターゲットです。良好なフッキングを得るためにはきちんと魚にルアーを咥えさせること。
そのためには魚にいち早くルアーを発見させ、充分に狙う時間を与え、魚自身のペースでルアーを「拾わせる」こと。
そのためには海底を這わせるのがいいのか、中層を引くのがいいのか?
視野が広いことで有名な魚類ですが、しっかり物をとらえることができるのは両眼視野の部分。(下の図の黄色の部分)。
ヒラメの視角が何度あるかは分かりませんが、より早く、そしてながく視野に捕らえさせるためには(透明度が許す範囲内で)少し距離をとったほうが有利なのがおわかりでしょうか?(うすいブルーの部分が魚の視野)。
さらに「視軸」の問題。いちばん物が見えやすい(最大視力を発揮できる)方向。
我々人間は顔の正面がいちばん物を見やすく、意識が集中している方向です。
つまり人間の視軸は前方向。
魚ではスズキやハマチが前方~前やや上方向。
マダイ、チヌ、コイなどは下方向。
ヒラメの視軸に関する文献は見つけられませんでしたが「上方向」で間違いないでしょう。
ヒラメを狙うことに関しては、ルアーをベタ底ではなく中層を通した方が良い結果につながると思います。
またマゴチとの違いですが、魚は骨格的に背びれと腹びれ方向には体が曲がりにくい構造になっています。マゴチは体を横方向に振ることで前方へダッシュするのを得意とする。
対してヒラメは水面方向へ体が大きく曲がるので上方向へのダッシュが得意である。
参考までに下の写真。
ルアーは
アムズデザイン(ima) CALM 110。
ご覧の通りのリップレスベイト(シンキングペンシル)。凪という条件付きながら水面直下のルアーでも襲ってきます。
アクションに関してはあまり選り好みないようでなんでもあり。ただ早期発見させるためにはややアクションが派手めのほうが強い。
私のレギュラーユースでいうとアクションの大きさは
Komomo>
sasuke>
ナバロン>
ショアライン。
あまりウォブリングが激しすぎるとミスバイトが増えます。参考までに。
最近、
ハニトラに押されてすっかり出番のなくなった
STORM(ストーム) フラッタースティック マッドフラッシュ 10。とりあえず釣っときました。
今のところお勧めパターンは「凪」限定のヒットシーンを目視しながらのパターンと、波っ気があるときの「下げ潮」での離岸流打ち。
どちらも面白いですよ。
最後になりましたがお願いが2つ。
糸島近辺のサーフでは駐車位置には注意してください。サーファーさんたちの努力によって我々も使える駐車場を整備していただいています。迷惑駐車、駐車場でのゴミ放置等マナーに気をつけてください。
もう1つ。ヒラメは1m級に育つ魚です。現在釣れているサイズはまだまだ幼魚です。できる限りのリリースを。これらのヒラメを2,3年海で泳がしとけばすばらしい魚体となって我々のもとに帰ってきてくれるはずです。