・地面に置いていて踏んでしまった(または踏まれてしまった)。
・車のドアにはさんだ。
・根掛りと気がつかず、思いっきりフッキングをかました。
・キャスト時もしくはフッキング時に岩にぶつけた。
・大物とのやり取りの末・・・。
・ただキャスト(フッキング)しただけなのに折れた。
・普通にランディングしてたら折れた。
まあ、最初の地面に置かないというのは、マナー的レベルの話なので・・・。
車のドアはやってしまいますね。
私もルアー・フライロッドに限ればほとんどが車のドアばさみです。
いわゆる不注意というやつなので気をつければよいことです。
大物とのやり取りの末・・・うらやましい・・・私はそんな経験ありません。
さて、問題なのは下2つですね。
これに関してはいくつか原因が考えられます。
1.すでに折れて(折れかかって)いた。
2.ロッドの曲げ方が悪かった。
3.製品ムラによる不良品。
などなど・・・
1は結構あるんですよ、意外に。
岩にぶつけたり、急激に負荷がかかる曲げ方をしたあと、
「危ねえ~折れてないかな?大丈夫、大丈夫」みたいな後、恐る恐る釣ってるとなんともないので慣れてきて「えいっ」っと投げた瞬間にポキリといくパターン。
コーティングの下でブランクがすでに割れており、投げるたびに傷が広がっていってる時があるんですよね。
信じがたいんですが実際、友人のロッドを貸してもらってフリフリっとした瞬間、一見普通に見えるロッドなんですが「これ折れてるで・・・」って時がありました。
そして2番。
ロッドは曲がることで折れないようになっています。
理想は加重によって曲がりのピークが徐々にバット側に移動していくロッドですが、結構これは難しいことです。
ワンピースロッド以外ではジョイントという問題もでてきます。
最近では「強靭なバット」と「繊細なティップ」というのが流行なんですが、この相対する性格を1本のロッドに入れ込むのは難しいんですよ。
アピア(APIA) スパルタス Foojin’Taiga ME-86L
先にあげた2つのキーワードを高次元にまとめたロッドです。
しかしながらジョイント上部付近に曲がりのピークが存在します(あくまでも私の初期型風神タイガはですよ)。
非常にうまくジョイントしてあるのですがジョイント部分においてティップセクションとバットセクションで力の差があります。
つまりジョイント上部付近に曲がりのピークを持ってきた状態での急激な負荷(キャストやフッキング)には弱い
可能性があります。
図で示すと下のような状態。
これはME-86L
のみが持つ、いや風神タイガ
のみが持つことでは
決してありません。
たまたまME-86Lを私が使っているので例に挙げたまでです。
ではどうしたら折れないか?
「大きな負荷をかけるときはバットセクションを使う」ことです。
次の図を見てください。
いきなり3ピースになっていますが気にしないでください(他のネタ用に作ったものなので)。
このようにジョイント部分が直線状になった状態で使えば良いことになります。
実際にはジョイント部分が弱点でないロッドも多くありますし、風神タイガにしても「そこら辺が少し・・・」程度ですのであまりシビアにかんがえなくても良いと思います。
しかしME-86Lが若干ピーキーなロッドであることは事実ですし、素材の問題もあります。
「軽い」ロッドが売れる世の中なので仕方ありませんが・・・
高弾性カーボンを使ってブランクを薄く仕上げたロッドが多くなっています。
「硬い」<「柔らかい」、「薄い」<「厚い」
衝撃に対する強度の関係です。
何十グラム軽いことがとても良いことのように雑誌・広告・インプレ等で書かれていますが、きちんとデメリットも分かった上で比較検討されることをお勧めいたします。
究極に軽量化されたF1マシンは早いですが、街乗りでは軽トラの方が便利ですからね。
最後に製品ムラですが・・・・あるっちゃあるのかな?
私はひいたことありません。あってもメーカーが保障してくれるんじゃ?
ホントはもう一個書こうとしたことがあったんですが長くなったんで次回に。
下の図で私が言いたかったこと・・・ネタばれですかね?
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