2012年05月12日
ルアーセレクト
「ルアーを1個しか使っちゃダメ!としたら何を選ぶ?」
「もし、無人島に隔離されるとして、1個だけルアーも持ち込みを許されたら何を持っていく?」
ルアーフィッシャー同士の飲み会でよく出るトークテーマです。
はたしてこの質問は何を問うているのでしょうか?
この質問がどんな状況でも対応できる汎用性の1番高いルアーを聞いているとすると・・・
あなたならどんなルアーを選びますか?
質問が漠然とし過ぎているので、サーフや磯や河口でシーバス、青物、底物を狙うミノーの場合とします。
私ならダイワ(Daiwa) ショアラインシャイナー R-50を選択します。
その理由は・・・
使いなれているから。
なぜ使いなれている物が良いか?
潜行深度、アクション、飛距離等を熟知できているからです。
ただ「解っている」というレベルではなく、例えば潜行深度についてはメーカー資料の数値ではなく、リーダーの太さの影響度合いまで想像がつくということです。
アクションについても、ロッドに伝わってくる感覚で、どうアクションしているかが想像つく・・・といったことまでわかることが重要です。
R-50のアクションは控えめ。
警戒心たっぷりの相手にも嫌われにくい特徴があります。
「派手なアクションの方が有効な場合、不利じゃ?」
その場合はトゥイッチングやジャーキングで対応します。
どのようにロッドを操作すれば どう動くかを把握できているR-50ならば ほぼどんな状況でも対応可能だと思えます。
潜行深度がもう少し深い方が魚からの反応が良好・・・という状況に出くわせば、フックサイズを#4から上げれば(割と)対応できます。
飛距離に関して言えば同クラスのミノーではトップクラスですし、耐久性もあります。
話は変わりますが・・・
よくいろいろなルアーのインプレでリップが折れたとか聞きますが、リップ折れを含めルアーが壊れた経験が私はほとんどありません。あれって・・・・?
本題に戻します。
先の質問の答えとして「sasuke烈波120」という選択肢もあります。
烈波はR-50よりも潜行深度が深めに設定してあります。
烈波では深すぎる・・・という状況下ではリーリングスピードを落とすという方法で対応せざるを得ず、アクション維持等で不自由です。
逆に烈波の深さでドンピシャな場合には、先のフックサイズアップでR-50は対応できます。
サイズアップしたフックの重量分アクションが小さくなりますがこれまたジャーク等で対応できます。
烈波の方がR-50よりもアクションが派手です。もし動きすぎて嫌われていると感じれば、フックサイズアップすればアクションを押さえられますが、同時に潜行深度が増します。
(注意:烈波が動きすぎて釣れないという経験はありません)
以上もろもろ含め、選ぶとすれば「R-50」ということになります。
で・・・
実を言うと
ここまでが「前振り」です(笑)
こういう話をすると
「R-50さえ買えば釣れるんだ」とか
「やべ、R-50持ってないから買わなきゃ」とか
「何言ってんの、烈波の方が超釣れるジャン!」とか
「R-50をずっと投げて無反応だったのに烈波に変えたら1発だったぞ」とか
「俺はD社は嫌いだ!」
とか
そういった意見が必ず出てきます。
私はそんなことを言っているわけではありませんよ。
本題中の本題。
ルアー・セレクトとは?
R-50を使うか烈波を使うかなんて、どっちでもいいんですよ。
正直、どっちかでしか釣れない状況が特殊なのであって、大抵の場合はどっちでも釣れます。
メタルジグやソフトルアーと交換することを考えたら、どっちも同じようなものです。
ただし、そこには確かな「差」があります。
その差から「追ってくるけど食わない」とか「魚がルアーを発見する確率が低い」などが起こる可能性があります。
そのような要因が多いと、不必要なキャストが増え、結果HIT率の低下を起こします。
相手がより水面を意識しているので潜行深度の浅い方を・・・
濁りが出て視界が効いていないから・・・
離岸流が弱く魚が広い範囲に散らばっているから・・・
そういったことからHIT率がより高いであろうものをセレクトしていくことが重要であると私は思っています。
R-50を投げ倒したけど反応がなかった。
烈波にしたら1発!
だから烈波の方が・・・ではなく
アクションが大きい方が反応が良い?
じゃ、よりアクションが大きいものでは?
逆により小さいものでは?
潜行深度が深い方がよい?
じゃ、もっと深く潜るものでは?
カラーは?
サイズは?
・・・と釣れた(もしくは釣れなかった)理由を探し、検討していく・・・ということは
HIT率を上げる近道でもありますし、これこそ多種多様なルアーを使用するルアーフィッシングの醍醐味であると思います。
決して烈波じゃないと釣れないわけでも、R-50だから釣れるわけでもありません。
ルアーフィッシングの基本として
魚 → 釣り方 → ルアー
という優先順位があります。
「○○サーフでは烈波使ってた人だけシーバスをキャッチできた」
→「やばい、烈波持ってないよ。買わなきゃ(汗っ)」
というのは
ルアー → 魚
の順になってます。
それがダメというわけではありません。
ルアー1個々の個性を知り尽くし、その差を考えて使い分けていく・・・という世界も知ってみると楽しいですよ。

注:写真は以前のものです。
「もし、無人島に隔離されるとして、1個だけルアーも持ち込みを許されたら何を持っていく?」
ルアーフィッシャー同士の飲み会でよく出るトークテーマです。
はたしてこの質問は何を問うているのでしょうか?
この質問がどんな状況でも対応できる汎用性の1番高いルアーを聞いているとすると・・・
あなたならどんなルアーを選びますか?
質問が漠然とし過ぎているので、サーフや磯や河口でシーバス、青物、底物を狙うミノーの場合とします。
私ならダイワ(Daiwa) ショアラインシャイナー R-50を選択します。
その理由は・・・
使いなれているから。
なぜ使いなれている物が良いか?
潜行深度、アクション、飛距離等を熟知できているからです。
ただ「解っている」というレベルではなく、例えば潜行深度についてはメーカー資料の数値ではなく、リーダーの太さの影響度合いまで想像がつくということです。
アクションについても、ロッドに伝わってくる感覚で、どうアクションしているかが想像つく・・・といったことまでわかることが重要です。
R-50のアクションは控えめ。
警戒心たっぷりの相手にも嫌われにくい特徴があります。
「派手なアクションの方が有効な場合、不利じゃ?」
その場合はトゥイッチングやジャーキングで対応します。
どのようにロッドを操作すれば どう動くかを把握できているR-50ならば ほぼどんな状況でも対応可能だと思えます。
潜行深度がもう少し深い方が魚からの反応が良好・・・という状況に出くわせば、フックサイズを#4から上げれば(割と)対応できます。
飛距離に関して言えば同クラスのミノーではトップクラスですし、耐久性もあります。
話は変わりますが・・・
よくいろいろなルアーのインプレでリップが折れたとか聞きますが、リップ折れを含めルアーが壊れた経験が私はほとんどありません。あれって・・・・?
本題に戻します。
先の質問の答えとして「sasuke烈波120」という選択肢もあります。
烈波はR-50よりも潜行深度が深めに設定してあります。
烈波では深すぎる・・・という状況下ではリーリングスピードを落とすという方法で対応せざるを得ず、アクション維持等で不自由です。
逆に烈波の深さでドンピシャな場合には、先のフックサイズアップでR-50は対応できます。
サイズアップしたフックの重量分アクションが小さくなりますがこれまたジャーク等で対応できます。
烈波の方がR-50よりもアクションが派手です。もし動きすぎて嫌われていると感じれば、フックサイズアップすればアクションを押さえられますが、同時に潜行深度が増します。
(注意:烈波が動きすぎて釣れないという経験はありません)
以上もろもろ含め、選ぶとすれば「R-50」ということになります。
で・・・
実を言うと
ここまでが「前振り」です(笑)
こういう話をすると
「R-50さえ買えば釣れるんだ」とか
「やべ、R-50持ってないから買わなきゃ」とか
「何言ってんの、烈波の方が超釣れるジャン!」とか
「R-50をずっと投げて無反応だったのに烈波に変えたら1発だったぞ」とか
「俺はD社は嫌いだ!」
とか
そういった意見が必ず出てきます。
私はそんなことを言っているわけではありませんよ。
本題中の本題。
ルアー・セレクトとは?
R-50を使うか烈波を使うかなんて、どっちでもいいんですよ。
正直、どっちかでしか釣れない状況が特殊なのであって、大抵の場合はどっちでも釣れます。
メタルジグやソフトルアーと交換することを考えたら、どっちも同じようなものです。
ただし、そこには確かな「差」があります。
その差から「追ってくるけど食わない」とか「魚がルアーを発見する確率が低い」などが起こる可能性があります。
そのような要因が多いと、不必要なキャストが増え、結果HIT率の低下を起こします。
相手がより水面を意識しているので潜行深度の浅い方を・・・
濁りが出て視界が効いていないから・・・
離岸流が弱く魚が広い範囲に散らばっているから・・・
そういったことからHIT率がより高いであろうものをセレクトしていくことが重要であると私は思っています。
R-50を投げ倒したけど反応がなかった。
烈波にしたら1発!
だから烈波の方が・・・ではなく
アクションが大きい方が反応が良い?
じゃ、よりアクションが大きいものでは?
逆により小さいものでは?
潜行深度が深い方がよい?
じゃ、もっと深く潜るものでは?
カラーは?
サイズは?
・・・と釣れた(もしくは釣れなかった)理由を探し、検討していく・・・ということは
HIT率を上げる近道でもありますし、これこそ多種多様なルアーを使用するルアーフィッシングの醍醐味であると思います。
決して烈波じゃないと釣れないわけでも、R-50だから釣れるわけでもありません。
ルアーフィッシングの基本として
魚 → 釣り方 → ルアー
という優先順位があります。
「○○サーフでは烈波使ってた人だけシーバスをキャッチできた」
→「やばい、烈波持ってないよ。買わなきゃ(汗っ)」
というのは
ルアー → 魚
の順になってます。
それがダメというわけではありません。
ルアー1個々の個性を知り尽くし、その差を考えて使い分けていく・・・という世界も知ってみると楽しいですよ。

注:写真は以前のものです。
タグ :ルアーセレクト
2012年04月28日
水温チェック
きわめてさりげなく・・・blog復活なのです(笑)
すっかり「春真っ盛り」になってきましたね。
釣り物も多くて困る季節です。
メバルは体力回復してきたし、
シーバスも戻ってきているし、
バスは「今釣らねばいつ釣る?」感もあるし、
ここ数年、夢中の「シモリ仕掛け」で狙うフナもいい季節だし、
もちろん渓流も解禁。
体がもちません(笑)
さて、この「春」という季節、
いえ、「冬→春」という時期の特徴としては、温度の上昇があげられると思います。
温度とはもちろん、ときに気温を、ときに水温を示すわけです。
釣り師においては水温を気にするわけですが、私とはとらえ方の違う釣り師をよく見かけますので、今回は私のとらえ方を少々。
「水温〇〇℃を越えたら〇〇」なんて
産卵等よく聞きますが、これにおいてはあまり否定する意志はありません。
水産試験場や研究機関等の報告などみる限り、きちんとしたデータが取ってある場合がほとんどです。
しかしながらこれをすぐさま(そのまま)釣り場で持ち出すのは「???」です。
水というのは温度により比重が異なります。これが曲者で違う温度の水は意外と混ざり合いません。
ウェーディングやフローターやる方は経験があると思いますが、周りと温度の違う水の固まりにぶつかって「おおっ」となることがあります。
止水に近い内水面ではかなり多くみられる現象です。
もうお分かりですね。
〇〇℃を越えると・・・というのは確かな事。
では、その「〇〇℃を越えた」という事実を実際のフィールドで、どう知りうるのか?
水温計を手に持ってチャプンと水につけても実際のターゲットの感じている水温とは一致していない可能性があります。
水温計をルアーの代わりにつけて、キャストする・・・
底物だとある程度有用なデータが取れると思います。しかしながら今までやっている方と数名お会いしましたが、どの方も測定は1回きり。測定ポイントが少なすぎます。
では水温を測る意味はないのか?
意味は十分あると思います。
ただデータの扱い方の問題です。
私も水温を測ることがあります。
解禁当初の渓流で思ったようにドライフライにヤマメがでないときです。
「フライがマッチしていない」、「ヤマメが中層~低層の餌に固執している」、「アプローチに失敗してキャスト前に逃げられている」といった要因とともに「水温が低すぎて活性がない」という要因を疑ったときです。
しかしながら我が温暖な九州の地。水温が低すぎてドライにでないということは、ほぼありません。
「一応・・・」という感じで測るレベルです。
といっても私なりのデータがありまして・・・
境界線は流れに手を浸けて・・・
「ずっと浸けていられない温度」か否か?です(笑)
ある程度浸けていられる温度ならば確実にドライフライを食ってこれる温度です。
いい加減でしょ(笑)
なのでノン・エビデンスです。(自信はありますよ)
さて
水温に対するとらえ方の別の側面の話に移ります。
例えば15~25℃の水温で元気いっぱい!の魚がいるとします。
釣り場がこの水温である季節であれば釣り頃ですね。
では水温10℃では釣れないか?
釣れます。
釣れるといっても、あまり釣れないか?
よく釣れる場合があります。
どんな状況か考えていきましょう。
まず水温20℃から一気に10℃に落ちたとき。
この状況はものすごく釣れません。
次に5℃だった水温が10℃に上昇した状況。
これは悪くありません。
次のケース。
何日間も安定して水温が10℃を維持している状況。
これは釣れます。
魚の生命維持が危うくなるような水温でなければ、低いなら低いなりに安定していれば意外に高活性です。
以上、まとめますと・・・
「水温〇〇℃」ということよりも、
「どう推移したか(しているか)?」
その状況が「安定しているか否か?」
が重要となります。
我々は釣り師なので水温の情報が知りたいわけです。
しかしながら毎日釣り場に行って水温測定する時間はありません。(しかも先に説明した通り、極在したデータではダメ)
そこでネット等で気温をみて推測するわけです。
漠然と〇〇℃・・・と見るわけではないのは説明済みです。
変化の度合いが大事です。
また、温度の変化ではなく季節の変化を見るのも有効な手です。
桜は毎年「〇月の第3火曜日に咲きます」といったことはありませんよね。
魚も同じです。
そこで魚が釣れだした時期を日付ではなく、そのとき咲いている花で覚える・・・というものです。
これはかなり有用です。
が・・・
桜も一気に咲くときもあれば、あっちは満開、でもこっちは3分咲きってことも。
難しいですね(笑)

↑
こっちはまだ咲いてないけど

↑
こっちは満開・・・みたいにですね。(記事upする時間がなくて桜からツツジの季節になってしまいました
)
大きなことを予測するのは難しいことです。
まずは小さなパターンを少しずつでも増やしていくことからです。
「この感じになると、あそこにあのパターンの魚が入っている可能性あり」
といった具合です。
そしていつも感覚を研いでおくことです。
感覚・・・って大事ですよ。
感覚といいましたが、言葉にしてちゃんと人に説明できる程度でないとダメですよ。
「なんか言葉にできんけど、な~んかこう、あるんよね」っていうのは、大抵なにもないです(笑)。
さて1枚の写真

この記事を書こうと思いついた今からしばらく前の「道端の草」の写真です。
なんちゃない草ですが、人によってはビックリするくらい情報を引き出してきます。
通勤途中の道端の写真を撮ってみてください。
そして数日後の同じような天気の同じ時間、同じ場所の道端の写真を撮って2枚比べてみてください。
今の季節、驚くほど変わってるはずです。
すっかり「春真っ盛り」になってきましたね。
釣り物も多くて困る季節です。
メバルは体力回復してきたし、
シーバスも戻ってきているし、
バスは「今釣らねばいつ釣る?」感もあるし、
ここ数年、夢中の「シモリ仕掛け」で狙うフナもいい季節だし、
もちろん渓流も解禁。
体がもちません(笑)
さて、この「春」という季節、
いえ、「冬→春」という時期の特徴としては、温度の上昇があげられると思います。
温度とはもちろん、ときに気温を、ときに水温を示すわけです。
釣り師においては水温を気にするわけですが、私とはとらえ方の違う釣り師をよく見かけますので、今回は私のとらえ方を少々。
「水温〇〇℃を越えたら〇〇」なんて
産卵等よく聞きますが、これにおいてはあまり否定する意志はありません。
水産試験場や研究機関等の報告などみる限り、きちんとしたデータが取ってある場合がほとんどです。
しかしながらこれをすぐさま(そのまま)釣り場で持ち出すのは「???」です。
水というのは温度により比重が異なります。これが曲者で違う温度の水は意外と混ざり合いません。
ウェーディングやフローターやる方は経験があると思いますが、周りと温度の違う水の固まりにぶつかって「おおっ」となることがあります。
止水に近い内水面ではかなり多くみられる現象です。
もうお分かりですね。
〇〇℃を越えると・・・というのは確かな事。
では、その「〇〇℃を越えた」という事実を実際のフィールドで、どう知りうるのか?
水温計を手に持ってチャプンと水につけても実際のターゲットの感じている水温とは一致していない可能性があります。
水温計をルアーの代わりにつけて、キャストする・・・
底物だとある程度有用なデータが取れると思います。しかしながら今までやっている方と数名お会いしましたが、どの方も測定は1回きり。測定ポイントが少なすぎます。
では水温を測る意味はないのか?
意味は十分あると思います。
ただデータの扱い方の問題です。
私も水温を測ることがあります。
解禁当初の渓流で思ったようにドライフライにヤマメがでないときです。
「フライがマッチしていない」、「ヤマメが中層~低層の餌に固執している」、「アプローチに失敗してキャスト前に逃げられている」といった要因とともに「水温が低すぎて活性がない」という要因を疑ったときです。
しかしながら我が温暖な九州の地。水温が低すぎてドライにでないということは、ほぼありません。
「一応・・・」という感じで測るレベルです。
といっても私なりのデータがありまして・・・
境界線は流れに手を浸けて・・・
「ずっと浸けていられない温度」か否か?です(笑)
ある程度浸けていられる温度ならば確実にドライフライを食ってこれる温度です。
いい加減でしょ(笑)
なのでノン・エビデンスです。(自信はありますよ)
さて
水温に対するとらえ方の別の側面の話に移ります。
例えば15~25℃の水温で元気いっぱい!の魚がいるとします。
釣り場がこの水温である季節であれば釣り頃ですね。
では水温10℃では釣れないか?
釣れます。
釣れるといっても、あまり釣れないか?
よく釣れる場合があります。
どんな状況か考えていきましょう。
まず水温20℃から一気に10℃に落ちたとき。
この状況はものすごく釣れません。
次に5℃だった水温が10℃に上昇した状況。
これは悪くありません。
次のケース。
何日間も安定して水温が10℃を維持している状況。
これは釣れます。
魚の生命維持が危うくなるような水温でなければ、低いなら低いなりに安定していれば意外に高活性です。
以上、まとめますと・・・
「水温〇〇℃」ということよりも、
「どう推移したか(しているか)?」
その状況が「安定しているか否か?」
が重要となります。
我々は釣り師なので水温の情報が知りたいわけです。
しかしながら毎日釣り場に行って水温測定する時間はありません。(しかも先に説明した通り、極在したデータではダメ)
そこでネット等で気温をみて推測するわけです。
漠然と〇〇℃・・・と見るわけではないのは説明済みです。
変化の度合いが大事です。
また、温度の変化ではなく季節の変化を見るのも有効な手です。
桜は毎年「〇月の第3火曜日に咲きます」といったことはありませんよね。
魚も同じです。
そこで魚が釣れだした時期を日付ではなく、そのとき咲いている花で覚える・・・というものです。
これはかなり有用です。
が・・・
桜も一気に咲くときもあれば、あっちは満開、でもこっちは3分咲きってことも。
難しいですね(笑)
↑
こっちはまだ咲いてないけど
↑
こっちは満開・・・みたいにですね。(記事upする時間がなくて桜からツツジの季節になってしまいました

大きなことを予測するのは難しいことです。
まずは小さなパターンを少しずつでも増やしていくことからです。
「この感じになると、あそこにあのパターンの魚が入っている可能性あり」
といった具合です。
そしていつも感覚を研いでおくことです。
感覚・・・って大事ですよ。
感覚といいましたが、言葉にしてちゃんと人に説明できる程度でないとダメですよ。
「なんか言葉にできんけど、な~んかこう、あるんよね」っていうのは、大抵なにもないです(笑)。
さて1枚の写真

この記事を書こうと思いついた今からしばらく前の「道端の草」の写真です。
なんちゃない草ですが、人によってはビックリするくらい情報を引き出してきます。
通勤途中の道端の写真を撮ってみてください。
そして数日後の同じような天気の同じ時間、同じ場所の道端の写真を撮って2枚比べてみてください。
今の季節、驚くほど変わってるはずです。
2010年10月12日
第3のフォーリング
バスフィッシングもいろいろ使えるアイテムが増えました。
選択肢が多いということは楽しいことです。
一昔前はバスを釣るのに17.8cmのルアーなんて選択肢はありませんでしたからね。
ガンクラフト(GAN CRAFT) ジョインテッドクロー178。
なかなか楽しいヤツです(でも、投げるのは大変:笑)。
このジョインテッドクロー、タダ巻きするとS字を描きながら泳ぎます。見ての通りの大きさなんで存在感は抜群・・・なんですが・・・。
続きを読む
選択肢が多いということは楽しいことです。
一昔前はバスを釣るのに17.8cmのルアーなんて選択肢はありませんでしたからね。
ガンクラフト(GAN CRAFT) ジョインテッドクロー178。
なかなか楽しいヤツです(でも、投げるのは大変:笑)。
このジョインテッドクロー、タダ巻きするとS字を描きながら泳ぎます。見ての通りの大きさなんで存在感は抜群・・・なんですが・・・。
続きを読む
2010年07月19日
アクションについて
前回アクションの話をしましたが今回はその続きで。
アクションの突然の変化がバイトを誘発する・・・ということに関しては全く否定するつもりはありません。
これはバス・フィッシングをやっているとよく体験することで

例えば・・・
着水後、長めのポーズからのワンアクション。
クランクベイトを障害物にコンタクトさせる。
スピナーベイトにおけるステディリトリーブからのカーブフォール。
これらの直後にバイトが多いという事実。
(というか、そうやって得たバイトの方が嬉しいのでよくやってしまう)
しかしながら・・・当然、
単純にアクションに変化をつければ良いというものではなく・・・
想像してみてください。
膨大な量のベイトフィッシュが固まっている場合。
それらを狙う捕食者はどうやって襲うベイトフィッシュを選んでいるのか?
群れの中で「特異な動き」をしたやつに襲い掛かる。
昔から釣り人がよく口にする言葉ですね。
実は私・・・これに関してはガチガチのアンチ派です
。
何故なら
(あくまで私の個人的な考えを書きますね。自然界のことなんで例外ありです。)
捕食者はベイトフィッシュの群れについてる訳ですから、ベイトフィッシュの群れ自体を偽物だとは疑っていない状態です。
この状態で他とは違う「特異な動き」のやつに手を出すというのは、偽物を捕まされる可能性大・・・ということ。
偽物とはつまり針のついたルアーですね。
「本物」と判断したものと違うものは・・・「偽物」である可能性を多分に含んでいるということです。
厳しい自然界で生きる者は「ローリスク・ハイリターン」に行動しないと生きてはいけないと私は考えます。
(理想はノーリスクです)
「でも弱ったやつとか食われるけど、あれは周りと違う動きやん!」って思った方・・・いらっしゃいますよね。
あれは捕食者が経験上(もしくは本能的に)
「あれはチョロいぜ」っと判断しているもので、「特異=特に異なる」動きではなく、本物がする範疇の動きです。
つまりこういう状況では捕食者が
1.本物と判断している条件を踏まえつつ
2.捕食しやすさをアピールして狙いを定めさせ
3.なおかつ、捕食者たる本能を刺激するエッセンスを適度に(あくまで少量)加えること
が有効。
これら3つの調合が上手くいったとき「爆釣」となり、釣り人は至福の時間を過ごせる。
・・・というか、
「ベストの調合を見つける」という過程が釣りの最も楽しい部分だと思います・・・が、皆さんどうでしょう?
ちなみに写真はOSPのハイピッチャー(3/4oz)で釣ったバスです。
立ち木にコンタクトさせてバランスを崩させたのち、「微妙なアクション」を入れて釣りました。
ただ巻きでも釣れた個体かもしれませんが、満足度が違います。
さらにちなみに・・・
明日から仙台の山に入ります。
目的はヤマメ、イワナのフライフィッシング。
久々の本職です(笑)
アクションの突然の変化がバイトを誘発する・・・ということに関しては全く否定するつもりはありません。
これはバス・フィッシングをやっているとよく体験することで

例えば・・・
着水後、長めのポーズからのワンアクション。
クランクベイトを障害物にコンタクトさせる。
スピナーベイトにおけるステディリトリーブからのカーブフォール。
これらの直後にバイトが多いという事実。
(というか、そうやって得たバイトの方が嬉しいのでよくやってしまう)
しかしながら・・・当然、
単純にアクションに変化をつければ良いというものではなく・・・
想像してみてください。
膨大な量のベイトフィッシュが固まっている場合。
それらを狙う捕食者はどうやって襲うベイトフィッシュを選んでいるのか?
群れの中で「特異な動き」をしたやつに襲い掛かる。
昔から釣り人がよく口にする言葉ですね。
実は私・・・これに関してはガチガチのアンチ派です

何故なら
(あくまで私の個人的な考えを書きますね。自然界のことなんで例外ありです。)
捕食者はベイトフィッシュの群れについてる訳ですから、ベイトフィッシュの群れ自体を偽物だとは疑っていない状態です。
この状態で他とは違う「特異な動き」のやつに手を出すというのは、偽物を捕まされる可能性大・・・ということ。
偽物とはつまり針のついたルアーですね。
「本物」と判断したものと違うものは・・・「偽物」である可能性を多分に含んでいるということです。
厳しい自然界で生きる者は「ローリスク・ハイリターン」に行動しないと生きてはいけないと私は考えます。
(理想はノーリスクです)
「でも弱ったやつとか食われるけど、あれは周りと違う動きやん!」って思った方・・・いらっしゃいますよね。
あれは捕食者が経験上(もしくは本能的に)
「あれはチョロいぜ」っと判断しているもので、「特異=特に異なる」動きではなく、本物がする範疇の動きです。
つまりこういう状況では捕食者が
1.本物と判断している条件を踏まえつつ
2.捕食しやすさをアピールして狙いを定めさせ
3.なおかつ、捕食者たる本能を刺激するエッセンスを適度に(あくまで少量)加えること
が有効。
これら3つの調合が上手くいったとき「爆釣」となり、釣り人は至福の時間を過ごせる。
・・・というか、
「ベストの調合を見つける」という過程が釣りの最も楽しい部分だと思います・・・が、皆さんどうでしょう?
ちなみに写真はOSPのハイピッチャー(3/4oz)で釣ったバスです。
立ち木にコンタクトさせてバランスを崩させたのち、「微妙なアクション」を入れて釣りました。
ただ巻きでも釣れた個体かもしれませんが、満足度が違います。
さらにちなみに・・・
明日から仙台の山に入ります。
目的はヤマメ、イワナのフライフィッシング。
久々の本職です(笑)
2010年04月21日
リーダー・ノットについて(その5)
もう「その5」です
今まではPEラインとフロロカーボンまたはナイロン・リーダーとの結節を取り扱ってきました。
そこで今回考察するのは、メインラインがPEではなく、しかも3~4lbクラスの場合(もっと太くてもいいんですが)。
リーダーを結節する方法は?
そもそもなぜリーダーが必要となるのか?
それ次第でノットもリーダーの種類・太さ・長さまで変わってしまいます。
いわゆるコンセプトってやつです。
メインライン直結・・・結節による強度劣化を避けるためならメインライン側をビニミツイストでダブルラインとしてからリーダーと結節。
ただ、多少の強度劣化が許されるターゲットが相手でリーダーを付けるとしたら、エイトノットですね。
このエイトノット、簡単で素早くできる割に強度はかなりあります。
普段良く使うのは渓流でのフライフィッシング時でのテーパーリーダーとティペットの結節。
6Xとか5Xのティペットを使うのでまさに3lbとか4lbの世界ですね。
管理釣り場で60クラスのニジマス掛けても切れたり抜けたりしません。
そのエイトノットの結び方なんですが・・・写真とるのが面倒くさかったんで動画にしときます。
あんまり自分の喋り方が好きではないのですが・・・。
お時間がある方はどうぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=5Ec3UgE1Fe8

今まではPEラインとフロロカーボンまたはナイロン・リーダーとの結節を取り扱ってきました。
そこで今回考察するのは、メインラインがPEではなく、しかも3~4lbクラスの場合(もっと太くてもいいんですが)。
リーダーを結節する方法は?
そもそもなぜリーダーが必要となるのか?
それ次第でノットもリーダーの種類・太さ・長さまで変わってしまいます。
いわゆるコンセプトってやつです。
メインライン直結・・・結節による強度劣化を避けるためならメインライン側をビニミツイストでダブルラインとしてからリーダーと結節。
ただ、多少の強度劣化が許されるターゲットが相手でリーダーを付けるとしたら、エイトノットですね。
このエイトノット、簡単で素早くできる割に強度はかなりあります。
普段良く使うのは渓流でのフライフィッシング時でのテーパーリーダーとティペットの結節。
6Xとか5Xのティペットを使うのでまさに3lbとか4lbの世界ですね。
管理釣り場で60クラスのニジマス掛けても切れたり抜けたりしません。
そのエイトノットの結び方なんですが・・・写真とるのが面倒くさかったんで動画にしときます。
あんまり自分の喋り方が好きではないのですが・・・。
お時間がある方はどうぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=5Ec3UgE1Fe8
2010年04月18日
リーダー・ノットについて(その4)
東のサーフを打ちに行きましたが50cmクラスのシーバスが3匹と貧果でした。
満ちこみの時間に入ったのでちぎれ藻がすごかったですよ。
キャストして着水後、藻がかかる前にシーバスが見つけてくれるとヒットするという「何だかなぁ」な状態。
藻がかり対策としてシングルフックのメタルジグでいくという方法もあるんですが、個人的にあまり好きな釣り方でなないので不採用。
下げで離岸流が強く出た時に攻める・・・というのが正解だったかも。
さて、ノットの話(その4)です。
いきなりなんですが、もし釣り場で釣り人に出会ったら、どこを見ますか?
「すげー発売されたばかりの新型リールやぁ」
とか
「すげー高そうなロッドだな。」
など・・・
私は、ほとんど気になりません。
リールに関して言えば番手、ロッドに関して言えばレングス(長さ)を見るくらい(つまり見るっちゃ見ます
)。
ルアーに関してはほとんど気にしません。
じゃどこ見るか?・・・っていうと私はリグり方(仕掛け)を見ます。
特にノット。
ノットを見ればその人のレベルが分かります。
レベルって言うとなんか「上から目線」的ですが、釣りに対する姿勢といいますか、モチベーションといいますか。
ノットがきちんとしている人は、やはり釣りに対して真剣な人。
例え本人が力を抜いて釣りしていたとしても実に様になっているものです。
そんな人が自分と同じノットなのにやり方が違ったりすると、もう興味津々の大興奮(笑)。
いわゆるコンセプト違いというやつです。
そんなことを気にしている私が自作の汚いノットをブログに載せるのには抵抗があったのですが、載せないで説明するのが無理と判断しましたので載せたわけですが・・・。
その私のFGノットをみて「汚い」ということ以外に「違和感」を感じた方も多かったのでは。
それは「締め込まない」という点。
FGノットをする場合、力いっぱい締め込む方法があります。そのためのグッズもあります。
ラインが切れる寸前まで締め込む方法をなぜ私がとらないか。
その理由の一つは強度限界での断絶まで猶予が欲しいから。
過去の経験において餌釣りやバスフィッシングでのフィネスで私が細ラインを使用する際、フロロカーボン(以下フロロ)よりもナイロンと相性が良かったという事実。
伸びの少ないフロロの「切れるときは簡単に切れる」感よりも伸びのあるナイロンの「これ以上やったら切れるなぁ~~~~ぁ~~~~ほら切れた」感の方が好きなんですね。
ですからノットも荷重がかかって徐々にノットが締まっていき、限界まで締まったら切れる・・・という感じが欲しいのです。
FGノットなんて締まれば締まるほど抜けにくくなりますし。限界まで締めこんでおくのは「後は切れるだけ」って状態にするわけで・・・それはただ寿命を縮めているようで。
「しっかり締め込まないと抜けるじゃん」と思う方。
抜けませんよ。
だって渾身の力でギュッと締め込むとき・・・・抜けないでしょ。
だったら魚がひっぱっても抜けないってことです。
つまりある程度締まっていれば、そこから先は心配しなくても抜けないんですよ。
力がかかればかかるほどノットが締まって摩擦力が増し余計抜けにくくなるだけです。
締めこんだ場合と締め込まない場合。
引張強度にほとんど差はないと思います。
ただ衝撃に対する強度には少なからず差が出る(出そうな)気がします。
補足:とはいえ・・・私の編みこむときのテンションはかなり強めです。
あと、締め込みの最初~前半と後半~最後はテンションを変えています。
もうひとつ締め込まない理由。
締め込む時にリール側と余り側の2本のPEラインを締めこみますが、強く締め込むと互いが強く押さえ込み合います。
PEラインというのは横からの力に対してはあまり強くないので、必要以上に締め込むのはあまり気が進みません。
そして一番気になるのは、均一に締め込めるか?ということ。
ゆるく巻きつけて後で締め込む方法だと、うまくやらないと均一に締め込めない場合があります。
先に後半部分が締まってしまうと、前半部分はそれ以上締まりません。
締め込みがゆるい部分が残ると、キャストを繰り返しているうちに緩みがノット全体に広がっていくので「抜け」の原因になります。(専用の潤滑油等があるのはこれを防ぐ狙いもあります)。
だったら最初からテンションをかけてきっちり締め込んでいった方が・・・というのが私の考えです。
先にも書いた通り私は場所によってテンションのかけ方を変えていますが、その調整もできます。(ゆるく巻いて締め込む方式だと何回かに分けてやる必要があります。)
他にもいくつか理由があるんですが、そろそろ皆さん飽きてきたでしょうから(笑)。
ただ、これらの考えはFGノットに対する「今現在」の私の解釈であって、今後変わる可能性は十分にありますので(念のため)。
満ちこみの時間に入ったのでちぎれ藻がすごかったですよ。
キャストして着水後、藻がかかる前にシーバスが見つけてくれるとヒットするという「何だかなぁ」な状態。
藻がかり対策としてシングルフックのメタルジグでいくという方法もあるんですが、個人的にあまり好きな釣り方でなないので不採用。
下げで離岸流が強く出た時に攻める・・・というのが正解だったかも。
さて、ノットの話(その4)です。
いきなりなんですが、もし釣り場で釣り人に出会ったら、どこを見ますか?
「すげー発売されたばかりの新型リールやぁ」
とか
「すげー高そうなロッドだな。」
など・・・
私は、ほとんど気になりません。
リールに関して言えば番手、ロッドに関して言えばレングス(長さ)を見るくらい(つまり見るっちゃ見ます

ルアーに関してはほとんど気にしません。
じゃどこ見るか?・・・っていうと私はリグり方(仕掛け)を見ます。
特にノット。
ノットを見ればその人のレベルが分かります。
レベルって言うとなんか「上から目線」的ですが、釣りに対する姿勢といいますか、モチベーションといいますか。
ノットがきちんとしている人は、やはり釣りに対して真剣な人。
例え本人が力を抜いて釣りしていたとしても実に様になっているものです。
そんな人が自分と同じノットなのにやり方が違ったりすると、もう興味津々の大興奮(笑)。
いわゆるコンセプト違いというやつです。
そんなことを気にしている私が自作の汚いノットをブログに載せるのには抵抗があったのですが、載せないで説明するのが無理と判断しましたので載せたわけですが・・・。
その私のFGノットをみて「汚い」ということ以外に「違和感」を感じた方も多かったのでは。
それは「締め込まない」という点。
FGノットをする場合、力いっぱい締め込む方法があります。そのためのグッズもあります。
ラインが切れる寸前まで締め込む方法をなぜ私がとらないか。
その理由の一つは強度限界での断絶まで猶予が欲しいから。
過去の経験において餌釣りやバスフィッシングでのフィネスで私が細ラインを使用する際、フロロカーボン(以下フロロ)よりもナイロンと相性が良かったという事実。
伸びの少ないフロロの「切れるときは簡単に切れる」感よりも伸びのあるナイロンの「これ以上やったら切れるなぁ~~~~ぁ~~~~ほら切れた」感の方が好きなんですね。
ですからノットも荷重がかかって徐々にノットが締まっていき、限界まで締まったら切れる・・・という感じが欲しいのです。
FGノットなんて締まれば締まるほど抜けにくくなりますし。限界まで締めこんでおくのは「後は切れるだけ」って状態にするわけで・・・それはただ寿命を縮めているようで。
「しっかり締め込まないと抜けるじゃん」と思う方。
抜けませんよ。
だって渾身の力でギュッと締め込むとき・・・・抜けないでしょ。
だったら魚がひっぱっても抜けないってことです。
つまりある程度締まっていれば、そこから先は心配しなくても抜けないんですよ。
力がかかればかかるほどノットが締まって摩擦力が増し余計抜けにくくなるだけです。
締めこんだ場合と締め込まない場合。
引張強度にほとんど差はないと思います。
ただ衝撃に対する強度には少なからず差が出る(出そうな)気がします。
補足:とはいえ・・・私の編みこむときのテンションはかなり強めです。
あと、締め込みの最初~前半と後半~最後はテンションを変えています。
もうひとつ締め込まない理由。
締め込む時にリール側と余り側の2本のPEラインを締めこみますが、強く締め込むと互いが強く押さえ込み合います。
PEラインというのは横からの力に対してはあまり強くないので、必要以上に締め込むのはあまり気が進みません。
そして一番気になるのは、均一に締め込めるか?ということ。
ゆるく巻きつけて後で締め込む方法だと、うまくやらないと均一に締め込めない場合があります。
先に後半部分が締まってしまうと、前半部分はそれ以上締まりません。
締め込みがゆるい部分が残ると、キャストを繰り返しているうちに緩みがノット全体に広がっていくので「抜け」の原因になります。(専用の潤滑油等があるのはこれを防ぐ狙いもあります)。
だったら最初からテンションをかけてきっちり締め込んでいった方が・・・というのが私の考えです。
先にも書いた通り私は場所によってテンションのかけ方を変えていますが、その調整もできます。(ゆるく巻いて締め込む方式だと何回かに分けてやる必要があります。)
他にもいくつか理由があるんですが、そろそろ皆さん飽きてきたでしょうから(笑)。
ただ、これらの考えはFGノットに対する「今現在」の私の解釈であって、今後変わる可能性は十分にありますので(念のため)。
2010年03月13日
リーダー・ノットについて(その3)
(今回はやたらウサン臭い言葉が出てきますが気にしないでください。なんかそんな気分なので)
釣りとは魚のシンプルな思考と、自然という複雑な環境が入り交じっているからこそ面白いと思ってます。
魚は思考がシンプルなだけにある程度予測ができ、それを利用することが可能です。
これがもし全く訳の分からないものだと「偶然」にしか釣ることはできません。
偶然ではない。
ここに「狙って釣る」という面白みが生まれます。
そしてシンプルが故に我々とは違う思考・・・
つまり「完全には予測できない」ということが「予測する楽しみ」を生んでいると思います。
そして
「天候」「温度」「光線量」「風向き」・・・等、「同じ条件の日など二度とない」といえる程の多様なバリエーションを持つ自然環境が再現性のない世界を作る。
再現性のなさ。つまりは統計法による仮説検定など無理であろう世界。
だからこそ釣り人には「直感」や「センス」が重要な武器となる。
・・・な~んて思ってます(笑)
魚を・・・いや、自然を相手にする以上、「なんか・・・こうだろ」とか「なんとなく」といった「直感」(それも野生の勘)が好結果をもたらすことがあるのも事実。
それはそれで大事なものですが、それだけで満足いく結果(楽しさ)が得られないのも事実。
釣りの中で「直感」的なものが一切許されず、「なんとなく」行われる手技が皆無なもの・・・
それがノット(結び)だと考えています。
ノットはそれぞれコンセプトがあります。
違う言い方をすれば、まずコンセプトがあり、それによってノットが選択される。
例えば「とにかく強度重視」というのであれば1時間かかろうが、道具を使おうが、釣り場でできなくても強度に優れたノットを選択すればいい。
例えば「とにかく速く」ならば、(狙った魚がとれる範囲で)強度劣化など関係なしのササッとできるノットを選択すればいい。
例えば「60%強度が落ちますよ」というノットが悪いかというと、3倍強いラインを使えるのであればそのノットを使うことは「アリ」なのです。
他方、同じノットであっても抜けない理由の考えは意外と個人差があるもの。
そのノットの強さの理由にも人それぞれのコンセプトがあります。
私が理想とするノット。
それは
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釣りとは魚のシンプルな思考と、自然という複雑な環境が入り交じっているからこそ面白いと思ってます。
魚は思考がシンプルなだけにある程度予測ができ、それを利用することが可能です。
これがもし全く訳の分からないものだと「偶然」にしか釣ることはできません。
偶然ではない。
ここに「狙って釣る」という面白みが生まれます。
そしてシンプルが故に我々とは違う思考・・・
つまり「完全には予測できない」ということが「予測する楽しみ」を生んでいると思います。
そして
「天候」「温度」「光線量」「風向き」・・・等、「同じ条件の日など二度とない」といえる程の多様なバリエーションを持つ自然環境が再現性のない世界を作る。
再現性のなさ。つまりは統計法による仮説検定など無理であろう世界。
だからこそ釣り人には「直感」や「センス」が重要な武器となる。
・・・な~んて思ってます(笑)
魚を・・・いや、自然を相手にする以上、「なんか・・・こうだろ」とか「なんとなく」といった「直感」(それも野生の勘)が好結果をもたらすことがあるのも事実。
それはそれで大事なものですが、それだけで満足いく結果(楽しさ)が得られないのも事実。
釣りの中で「直感」的なものが一切許されず、「なんとなく」行われる手技が皆無なもの・・・
それがノット(結び)だと考えています。
ノットはそれぞれコンセプトがあります。
違う言い方をすれば、まずコンセプトがあり、それによってノットが選択される。
例えば「とにかく強度重視」というのであれば1時間かかろうが、道具を使おうが、釣り場でできなくても強度に優れたノットを選択すればいい。
例えば「とにかく速く」ならば、(狙った魚がとれる範囲で)強度劣化など関係なしのササッとできるノットを選択すればいい。
例えば「60%強度が落ちますよ」というノットが悪いかというと、3倍強いラインを使えるのであればそのノットを使うことは「アリ」なのです。
他方、同じノットであっても抜けない理由の考えは意外と個人差があるもの。
そのノットの強さの理由にも人それぞれのコンセプトがあります。
私が理想とするノット。
それは
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2010年01月19日
リーダー・ノットについて(その2)

この間は初の「ボ○ズ」を食らいそうになったところをタケノコメバルが救ってくれました。(やっぱ最後はボトムorヘチ狙いなのです)

さてさて今回はリーダー・ノットについて(その1)の続きの話です。
続きを読む
2010年01月02日
リーダー・ノットについて(その1)

今回は上の写真のやつらの話をしようと思ったんですが、釣果報告よりも書きたいことがありまして。
それがリーダーとノットについてです。
・・・がその前に
明けましておめでとうございます。
うちのブログも2年が経ち、アクセス数も11万を超えました。
ここに訪れてくださった方々に感謝しております。
ぞろ目、「111111」は山猫さんが踏んでくれました。
いつもコメントなどなど、ありがとうございます。
なんかいいプレゼント考えます!
さてリーダーの話ですが、「太さは?」と「長さは?」の質問を良く受けます。
その答えは「なぜリーダーが必要なのか?」
別の言い方すれば「リーダーをつける目的は?」
その目的が決まっていれば「太さ」と「長さ」はそれにあわせるだけです。
ですから大切なのはまず「太さ」や「長さ」よりも目的を明確にすることです。
私は自分でいろいろ考えることも釣りの楽しさだと思ってますので答えは言いません。
初心者の方にはヒントだけ
1. ラインは結び目が弱くなる。その度合いはノットの種類とライン素材によって大体決まってます。結んだときの強さはおよそですがフロロ≧ナイロン>>PEです。
2. 根ずれに対する強さは同じ強さであればフロロ>ナイロン>>PEです。
3. ショック吸収能力はナイロン>フロロ>>PE
4. 水中での見えにくさはフロロ>ナイロン>PE
このくらいにしておきましょうか(笑)
4はあんまり気にしてないかな。
2008年01月30日
めっちゃ楽しい訓練
今週末、あるターゲットを狙いに行ってきます。
その名はワカサギ。
毎年冬になると産卵の為、活性が上がり、産卵場所を探す為群れで回遊する。体調わずか5~10cm。
ブラックバスのベイトフィッシュとしてのほうが馴染みがあるかもしれませんね。

この時点で「なーんだ、ルアーじゃないのか」って読むのを止めようとしている方、損しますよ。
なにを隠そうこの私、ワカサギ釣りを経験することでフライフィッシングであろうがルアーフィッシング・エギングであろうが、相手がヤマメであろうがシーバスであろうが、それこそフナやハゼ、アジにいたるまですべての釣りが数段上手くなったといってよい。(僕の釣りの腕のレベルは想像にお任せしますが。。。)
早くつりが上手くなりたい方、
今より更にレベルアップしたい方は
ワカサギを釣りましょう。
ここまで僕が言ってもワカサギなんか関係ないと思っている方、いるでしょ?
かまわず解説していきます。
ワカサギ釣りが勉強になる点。
①地形を読む力を学ぶ
最終的な産卵はワンドで行われます。よってワンドの外で回遊している時期、ワンドの入り口付近を出たり入ったりしている時期、ワンド内で回遊している時期があります。どのコースを回っているかを推測するには水中の地形を考えなければなりません。
それは「ストラクチャーが。。。」といった小さなことではなく、まさに「地形」を読まなければなりません。具体的にはどうするか?魚探?そんなものを使っては野生の感が鈍りますよ!
ずばり山を見ます。(有名な話で釣りキ○三○でも出てきますよ)。ダムというのは山間の川を堰き止めて作られます。よって陸上の地形がそのまま水中へつながっている可能性が高いのです。いいですか、あくまでもこれは釣りが上手くなるための訓練です。魚探など使わないように!

HONDEX(ホンデックス) HE-51C
とことんやるならこんなところでしょうか?自分の推察が正しいかの検証する為にはあってもいいかも。ただ魚探を見る技術を持った方限定になりますが。。。
②ロッドの特性を学ぶ
たかだかワカサギとなめちゃいけません。ボート、桟橋からの釣りにおいてロッドは重要です。僕がウルトラライト(UL)のトラウトロッドとソリッドティップのワカサギ竿の2本で挑んだとき、ロッドの重要性を痛感しました。
なんと自前で一番ヤワヤワなULのロッドでさえ、アタリがでないときがあるんです。もちろんソリッドティップの方にはガンガンアタリが出ます。さらにULではワカサギがかからないことが多く、また途中でポロッとバレてしまうことも多発。誘い~喰わせ~アタリ~合わせ~取り込みまでソリッドティップの威力は凄まじいものがありました。しかもそのロッドは2,3千円程度で買えます。色々試したり、改造したり、失敗を恐れず勉強できます。

ムカイ わかさぎ竿 振り出し 1.3m
これ良さそうです。ソリッドティップですし。なんたってこの値段ですよ。

ムカイ ワカサギ 1.2ST
こっちの方が安いじゃないですか!しかもソリッドティップみたいだし。
③フッキングの重要性を学ぶ
これは意外かもしれませんが、ワカサギ釣りにおいてフッキング(合わせ)のテクニックが大きく釣果を分けます。先に述べたソリッドティップのロッドでのスウィープな合わせ。
モワーっとではなく、ビシっとでもなく、まさにスウィープ。いろいろ実験してください。
④棚(レンジ)の重要性を学ぶ
先にも述べたようにワカサギは回遊魚です。そのコース、回遊半径を地形などから読まなければいけません。しかも!回遊してくる棚(レンジ)をあわせなければ釣れません。時に水面下数10センチ、時に湖底べったり、その幅は広い。さらにそれらは日によって違うのは当然で、1日のうちでも刻一刻と変化していきます。
つまりワカサギを多く釣るためには、水平方向で回遊コースをあわせる2次元的なものではなく、縦のレンジをも含めた3次元で考えなければならない。しかも常に五感を働かせ情報を収集し、刻一刻と変化するワカサギの動きを先読みしていかなければならないのです。
(注意:効率よく棚を探る為に最低2本はロッドを用意しましょう。それぞれ棚を変えてね。)
どうです。ワカサギ!
やってみませんか?
群れが大きく活性が上がっているこの季節にしかできない訓練ですよ。

ノーブランド 銀狼ウルフL(限定アルミケース付き)
ズバリ!使ってみて~
その名はワカサギ。
毎年冬になると産卵の為、活性が上がり、産卵場所を探す為群れで回遊する。体調わずか5~10cm。
ブラックバスのベイトフィッシュとしてのほうが馴染みがあるかもしれませんね。

この時点で「なーんだ、ルアーじゃないのか」って読むのを止めようとしている方、損しますよ。

なにを隠そうこの私、ワカサギ釣りを経験することでフライフィッシングであろうがルアーフィッシング・エギングであろうが、相手がヤマメであろうがシーバスであろうが、それこそフナやハゼ、アジにいたるまですべての釣りが数段上手くなったといってよい。(僕の釣りの腕のレベルは想像にお任せしますが。。。)

早くつりが上手くなりたい方、
今より更にレベルアップしたい方は
ワカサギを釣りましょう。
ここまで僕が言ってもワカサギなんか関係ないと思っている方、いるでしょ?
かまわず解説していきます。
ワカサギ釣りが勉強になる点。
①地形を読む力を学ぶ
最終的な産卵はワンドで行われます。よってワンドの外で回遊している時期、ワンドの入り口付近を出たり入ったりしている時期、ワンド内で回遊している時期があります。どのコースを回っているかを推測するには水中の地形を考えなければなりません。
それは「ストラクチャーが。。。」といった小さなことではなく、まさに「地形」を読まなければなりません。具体的にはどうするか?魚探?そんなものを使っては野生の感が鈍りますよ!
ずばり山を見ます。(有名な話で釣りキ○三○でも出てきますよ)。ダムというのは山間の川を堰き止めて作られます。よって陸上の地形がそのまま水中へつながっている可能性が高いのです。いいですか、あくまでもこれは釣りが上手くなるための訓練です。魚探など使わないように!

HONDEX(ホンデックス) HE-51C
とことんやるならこんなところでしょうか?自分の推察が正しいかの検証する為にはあってもいいかも。ただ魚探を見る技術を持った方限定になりますが。。。
②ロッドの特性を学ぶ
たかだかワカサギとなめちゃいけません。ボート、桟橋からの釣りにおいてロッドは重要です。僕がウルトラライト(UL)のトラウトロッドとソリッドティップのワカサギ竿の2本で挑んだとき、ロッドの重要性を痛感しました。
なんと自前で一番ヤワヤワなULのロッドでさえ、アタリがでないときがあるんです。もちろんソリッドティップの方にはガンガンアタリが出ます。さらにULではワカサギがかからないことが多く、また途中でポロッとバレてしまうことも多発。誘い~喰わせ~アタリ~合わせ~取り込みまでソリッドティップの威力は凄まじいものがありました。しかもそのロッドは2,3千円程度で買えます。色々試したり、改造したり、失敗を恐れず勉強できます。

ムカイ わかさぎ竿 振り出し 1.3m
これ良さそうです。ソリッドティップですし。なんたってこの値段ですよ。

ムカイ ワカサギ 1.2ST
こっちの方が安いじゃないですか!しかもソリッドティップみたいだし。
③フッキングの重要性を学ぶ
これは意外かもしれませんが、ワカサギ釣りにおいてフッキング(合わせ)のテクニックが大きく釣果を分けます。先に述べたソリッドティップのロッドでのスウィープな合わせ。
モワーっとではなく、ビシっとでもなく、まさにスウィープ。いろいろ実験してください。
④棚(レンジ)の重要性を学ぶ
先にも述べたようにワカサギは回遊魚です。そのコース、回遊半径を地形などから読まなければいけません。しかも!回遊してくる棚(レンジ)をあわせなければ釣れません。時に水面下数10センチ、時に湖底べったり、その幅は広い。さらにそれらは日によって違うのは当然で、1日のうちでも刻一刻と変化していきます。
つまりワカサギを多く釣るためには、水平方向で回遊コースをあわせる2次元的なものではなく、縦のレンジをも含めた3次元で考えなければならない。しかも常に五感を働かせ情報を収集し、刻一刻と変化するワカサギの動きを先読みしていかなければならないのです。
(注意:効率よく棚を探る為に最低2本はロッドを用意しましょう。それぞれ棚を変えてね。)
どうです。ワカサギ!
やってみませんか?
群れが大きく活性が上がっているこの季節にしかできない訓練ですよ。

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ズバリ!使ってみて~